私がBEXA連載をするきっかけに
「正確な日本語読解能力・論理や根拠がなく、主観に基づく誤った情報(いわゆる「俺様解釈」)が修正されずに流され続ける」というのあります。
その契機となったのは、すでにご案内のとおり、
法科大学院入試情報、具体的には
①東大ロー出願・受験に関する評価(合格者や評価に関する情報がない・誤っている)、
②慶應ロー(ステメンのいわゆる「俺様解釈」。それに付随するそれに基づく同一人物の内容精査がされていない合格者答案の配布。また質問箱に毎年なぜかほぼ同時期に、同一人物の質問箱だけに、同じ内容の質問と称賛意見が出る)、
これらがあり、
上記については分析結果や読み解き方法を、BEXAさんや対象法科大学院の承諾(著作権等の許諾・利用申請をし、承認を得た上で)に基づき発信して、
例年、どうにか受験生に正しい情報をお伝えできるようになりました。
特に昨年度の慶應ロー入試については、合格者報告や昨年度の合格者のツイート聞く限り、ゼミ講座やBEXAにて発信を開始した2022年度入試以降合格者は特に改善されたように思え、非常に嬉しい限りです。
それでも毎年のことですが、この時期ゼミを開講するとなると毎年募集開始~6月頃の風物詩で、
特に②については、
(1)特定の人物のみによる、その自分の「主観」(と日本語を正しく読まない「俺様解釈」)による情報発信で、
(2)毎年、問題文を正確に読まないで(または問題文がすでに数年前に変更されているのにも関わらず、過去の問題を絶対視し)、上記”畢竟独自の解釈”を流布し、
(3)場合によっては、2021年度以前(競争倍率低迷期:約2倍時代)のその方の悪質な再現ステートメントを他人の精査もせずに「正しいもの」として流布(気持ちは非常に嬉しいのですが・・・修正と注記は必要かと)、
(4)さらにそこできちんと日本語を読まなかった受験生が、その誤ったものを拝借するという被害・負の連鎖が、
ここ数年、実務家・ローの使用許諾・予備校含む皆さまの手助けや協力のもとで精査し、注意喚起しても、例年必ずこの時期になると、(彼による誹謗とともに)発生します。
もちろん講座受講生や、問題文を正確に読み解けている上位層にとっては、こういうのがあったほうが相対的に自分の書類点を上げてくれるので嬉しいでしょうが・・・。
無視して哀しい思いをする受験生を沢山出したくないという、親切心があるため、以下、コア要素だけでも載せておきます
(※受講生には講義内容のとおりです)
なお、来年度以降も発信者がアカウントや発信媒体名義を新規に作成し、更に情報発信の精査がなされずに、悪化することも予想されます
そのため、2025年度入試用にも、以下の事項を残しておこうと思います
【注意喚起事項】
講義や連載でもお伝えしているとおりですが、
①必ず問題文を正確に読んでください。
(特に情報を流すなら特に。またそれが正しいか問題文から精査してください)
②明らかに虚偽・俺様解釈が出たら、例年と同様に、前提となる問題文の文言を正確に読めており、説明できているか、
もう一度問題文(主観に基づく問題文の改編ではないか・指示語や日本語の読解について論理的・日本語的に説明できるか)を把握し、皆さんがチェックしてみてください。
詐欺被害などを想定すればわかりますが、
いかに注意喚起をしても、最後に身を守ることができるのは皆さん次第です
③論理的・日本語的に見て、問題文の文言をきちんと正確に把握しみて、指示語や接続詞・問題文指定を含めて読み解き、そのように回答することが論理的に正しいといえるか、多角的観点から客観的に説明できているか(感情論でないか)
④その主張は、日本語読解の前提となる指示語や接続詞、目的語を正確に把握しているのか(類似:大学受験の英文和訳問題の解法基礎)
⑤発信者が日本語を読もうと努力しているのか(「俺様解釈」いわゆる俺様がいうから正しい)をしていないか、
これらの事項をチェックリストとし、皆様で正確に把握してあげてください。
以後出願迄はフォローできませんので、ここで、速報でお伝えした
スライドを2点貼っておきます(BEXAさんの協力の下で、臨時連載を予定)
問題文を読み解かない、畢竟独自の改変に困りましたら、
特に最初のスライドに基づき、その方が①~②のどのパターンで問題文を読み間違えているか、正確に把握してみましょう。
それでも困ったら、次は和文英訳・英文和訳を正確にするためのツールとなる文法(注:日本語ももちろんそうですが、もっとも我々は母国が日本語なのでここでは割愛)を思い出す。
つまり、読み解けるように、S(主語)V(述語)O(目的語ないしVの対象)に分類し、
⓪まずは問題文を正確に読む!(問題文はスライド1枚目の②ではない)
特に指示語は何を指すのか
※参考:当然ですが、❶「原則」としてすぐ前の、文の語句(名詞句など)!
そして特に重要なのが、
問題文を畢竟独自に”改ざん”しない
(問題文を素直に読んでしまうと根拠・理由がなく、指示語とか文法とかしらんけど、俺様がこう思った・文言から解釈(改変)するとこうなるから、俺様が正解!はダメ)
そのうえで、
①述語の対象(Object:目的語・目的格)がなにか、正確に把握!
②句点と読点を読み違えていないか。(問題文はスライド1枚目の①ではない!)
③指示語が何を指すか正確に把握(原則として指示語の前の名詞句等)
④解釈という名のもとで、自己都合で改変をしない。問題文の文言を素直に読んで説明できないのは、スタートラインとして✖。(そもそも日本語が正確に読めないのに解釈なぞあり得ない)
それを守りましょう。
以下一部スライドです。
更にわかりやすい説明は講義・説明会でもしておりますが、参考にどうぞ
また更に詳しく知りたい方はBEXA連載をお待ちください(出願に間に合うかは、BEXA全体で急ピッチで作成しています)
引用ツイートで素晴らしいコメントを戴けたので問題の所在を示しておきます!
— 藤澤たてひと(BEXA・OLS所属) (@fujisawa_bexa) 2023年6月26日
①~③はご覧のとおり、すべて異なる問題文です。 問題文を正確に読み解けるか否かで、主題の解答は変わってしまいます(①~③では回答対象が全て異なる)。
だからこそ必ず「課題文を正確に把握して回答しましょう。
ちなみに最後のスライドの問題文に改変すれば、やっと答えは風説(1人だけの情報発信?)のとおり(大学~学習研究)になります。
が、
上記課題文は慶應ローが課している課題文ではないことは、日本語を読んでいたら、わかりますよね
元々の課題文をきちんと読み解ければ、「その主題」が指す結論が、まさかの前の名詞句(しかも対象となる「を」の前)を飛ばして、読むという究極なことをして、「学習研究活動」だけを指すという畢竟独自な考えにならないはず・・・)
と、情報共有をさせていただきます
(ここ数年「注意喚起」をしていますが、もうこの話題・受験生による悩み相談は、もはやこの時期特有の風物詩になりつつあります・・・)。
さて、忙しい時期ですが、乗り越えてくださいね