昨年の一橋大ローTOEICスコアの分析と順位分類

一橋大学法科大学院は例年TOEICを受験生に課しています。しかし、今年は世界的なコロナウイルス蔓延のためTOEICが実施されず、そのため今年度入試(2021年度入学)についてはTOEICを課さないことが決定されました(2021年度入試募集要項を参照)。

そのため、この記事は【過去及び来年度以降の受験生のための資料】という位置付けとなります。


さて、一橋大学法科大学院TOEICについては、入試結果から最高点と最低点が出ています。

ところで、平均はともかく、自分の点数がどのくらいに位置付けられるのか、少し気になるところですよね。

そこで、昨年度入試(2020年度入学)興味深いデータが入ってきたので、今後のために案内致します。

既習志願のTOEIC945~960の方による、既習試験入試結果開示データの提供がありました。

その方の順位は、どの程度でしょうか


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8位です



8位?!
と驚かれるかもしれませんが、8位です。

出願者は概ね200名なので
単純計算で945点~960点のサンプルの方は上位5%であったことになります。


なおTOEICの公式サイトにはおおよその点数分布表が掲載されていますが、

2020年1月開催の公開テストの分布表では895点以上は受験者の約3.5%

それに対し一橋大学法科大学院入試で950点以上(+55点)取っても上位約5%となります

(なお2020年度入試の既習合格者のTOEIC平均点は、2019年718.8点→2020年度693.9点(▲24.9点)、未修合格者平均点は2019年731.6点→2020年771.9(+40.3点)となっています)


もちろん評価分類方法についてはわかりませんが、考えられることとしては
①点数を細かく順位付けする方法
②○点から○点の範囲内であれば同順位・同評価とする(例:慶應のように900以上は満点など)
が挙げられます。

仮に細かい分類ではなく、945点以上が8名だとしても驚異的だと思います(∵語学系の大学院進学ではない。また受験者は原則法学部出身者)

一橋の一次選抜(TOEIC)は近年の受験者データや提供情報から、近年は450点程度(445点)が足切りなので

【スコア分類】
990~945
940~895
890~845
840~795
790~745
740~695
690~645
640~595
590~545
540~495
495~445
440以下
だと予想していますが、もちろん定かではありません。


念のため…考えた理由は
①945以上が最高評価というのは立命館ローと同じ。つまり立命館のみが900点以上を最高評価としていない。同ロースクール一校だけがなにも考えずに独自の見解でに945点以上を最高評価としているとは考えがたい。

②一橋ローの過去足切り通過最低点は、直近のデータや提供された入試情報からすると、445点であること(注:近年及びTOEICによる足切り選抜実施期)。
といった感じです。


なお、繰り返しますが【正解は我々にはわかりません】
開示されていない事柄であり、入試関係者のみぞ知ることなので、
どのような主張も(入試関係者からの回答でない限りは)推測の域を越えないでしょう。

点数分類についてはあくまでも他のローや受験生の順位から推測した事項ですので、参考までに。